大好きなスポーツを、
諦めなくていい社会へ。
環境・けが・病気。
あらゆる障壁の先に見つけた『光』
野球を諦めかけたあの日。私を支えてくれたのは、野球を続けられる「場所」と「人」との出会いでした。
野球が好きだった。
だからこそ、野球を続けられないことが悔しかった。
私は、生まれつきの病気を抱えながらも、幼い頃から野球に情熱を注いできました。
しかし、中学時代に持病が悪化。大好きな野球を続けることが難しくなり、高校では野球部への入部を諦めざるを得ませんでした。
それでも、野球への想いが消えることはありませんでした。
「それでも、野球がしたい。」
その想いをつないでくれたのが、宮城県角田市のスポーツボランティアクラブ「スポコム」でした。
学校の野球部に所属できなくても、野球を続けられる場所がある。
自分の身体や状況に合った環境で、好きなスポーツに向き合うことができる。
その出会いは、私にとって大きな転機となりました。
さらに、けがや病気に負けない身体を目指して筋力トレーニングにも取り組み、自分にできることを少しずつ広げていきました。
この経験を通じて気づいたことがあります。
諦めなければならなかったのは、野球ではなく、野球部という「場所」だったと。
スポーツが好きな気持ちがあっても、病気や障がい、年齢、周囲の環境によって、その機会を失ってしまう人がいます。
もし、自分に合った場所が見つからなければ。
もし、支えてくれる人との出会いがなければ。
私も、大好きな野球を諦めてしまっていたかもしれません。
だからこそ、今度は自分たちが、その「場所」と「きっかけ」をつくりたい。
子どもも、高齢者も、障がいのある人も。
誰もが自分に合った形でスポーツと出会い、楽しみ、続けられる社会をつくりたい。
「スポーツ嫌いを生まない社会」へ。
それは、すべての人にスポーツを好きになってもらうことや、全員が同じようにスポーツをすることではありません。
一人ひとりの違いを認め、それぞれの「やりたい」という気持ちを大切にできる社会です。
かつて自分を支えてくれたスポーツの環境を、今度は誰かのためにつくる。
その想いが、私の活動の原点です。
「できない」で終わらせない。
「できる」を一緒に探していく。
私は、スポーツが得意な人だけのものではなく、すべての人に開かれたものであってほしいと願っています。
病気や障がいがあっても、年齢を重ねても、初めて挑戦する人でも、スポーツを楽しむ権利や可能性が失われるべきではありません。
大切なのは、全員が同じことをできるようになることではなく、一人ひとりに合った関わり方や環境を見つけることだと考えています。
そして、スポーツをする人だけでなく、教える人、支える人、応援する人も含め、誰もが自分らしく関われる場所を広げていきたいと思っています。
一つの出会いが、一人の人生を変えることがあります。
私自身、スポコムとの出会いがなければ、今とは違う道を歩んでいたかもしれません。
だからこそ、私たちも誰かにとって、そのような出会いやきっかけを生み出せる存在になりたい。
スポーツを通じて人と人がつながり、互いを認め合い、支え合える未来を目指して。
私たちは、一人ひとりの想いを大切にしながら、自分らしくスポーツと関われる環境を、一つずつ形にしていきます。
私を産んでくれた両親、どんな時も支えてくれた家族、恩師、友人、仲間、私と関わってくれたすべての人、環境への感謝を噛みしめ、精一杯活動してまいります。
これからも、皆さまと共に歩んでいければ幸いです。
スポッチ代表 あきらめの悪い炎の男